商社の資金の調達方法について

2020年5月13日

個人事業主であれ、有名上場企業であれ資金繰りがうまくいかなくなった時、会社、事業は境地に立たされることでしょう。

最悪の場合、いわゆる倒産という結果が待っているかもしれません。

また、あなたが起業を考えているとき、必ず考え中ればならないのは資金がいくら必要なのか。その資金をどう集めるかということになります。

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資金の使い道

まず、企業はどんなことに資金を使っているのでしょうか。

企業が事業を行っていく上で必要になってくる経常的な資金のことです。商品代はもちろん従業員の給与、賃貸費用等ありとあらゆる経費が含まれます。

アフェリエイトのように、在庫や債権をもたないビジネスの運転資金はゼロに近く、ビジネスとして取っ付きやすいのかもしれません。

例えば、あなたが服を作る会社を設立したとしましょう。服を作るために必要な機械を買う必要が出てきます。

読んで字のごとく、会社の設備に使う資金です。運転資金と違い一回設備を購入すれば、よいので一時的に必要な資金と言えるでしょう。

その他、起業をする場合には、登記をするための費用だとか、初期の運転資金だとか各種必要な資金が出てきます。

では、企業はどんな方法で資金を集めているのでしょうか。

ここでは、一般的な企業の方法を解説していこうと思います。

一番手っ取り早く、調達できるのが負債を増やすことです。

負債つまりデットを増やすことによる資金調達手段なので、デット・ファイナンスと呼ばれます。

最も簡単な例でいうと金融機関からの借入です。信用力のある企業であれば、銀行独自のスキームでかつ低コストで調達することが可能です。

一般的には、短期プライムレート、あるいは、銀行調達コスト＋スプレッドで調達することが可能です。

しかし、起業時や設立して間もない会社が借入を行う場合はそう簡単にはいきません。

借入金利は、優良企業のそれより大幅にコスト高になります。

銀行は、融資先の信用力によって、貸出金利を設定しています。

貸出実績のない企業に資金を融資するということは、銀行にとってはリスクのあることなのです。

手元にある資産を売ることでも資金を調達することができます。

資産つまりアセットを減らすことによる資金調達手段なので、アセットファイナンスと呼ばれます。

まず、考えるべきは使っていない資産の売却です。

いわゆる遊休資産です。不動産、有価証券等が該当します。売上債権の売却も資金調達手段の一つです。

例えば、売掛金の支払期日が60日だとしましょう。この売掛金が支払われるより早く、売掛債権を売却することで即座に現金化することが可能です。

これを、一般的にファクタリングと呼びます。ファクタリングを利用すれば、手数料は発生しますが即日現金化することが可能です。

資本つまりエクイティを増やすことによる資金調達手段なので、エクイティ・ファイナンスと呼ばれます。

株式上場を行うと取引所で自社の株式が売買されるということになります。

個人投資家が株を購入するので、大きな金額の資金調達が直接金融で可能になります。

資金調達の手段はたくさんあります。

また、会社の財務状況、資金の使い道によって調達手段は変わってきます。

一つの調達手段にこだわらず、さまざまな手段を比べることでベストな調達手段を見つけることができるでしょう。