キャッシュ・コンバーション・サイクル・・・。
よくわからない言葉がでてきましたね。なにやら、カッコつけて英語で書いていますが、
日本語訳すればお金・変換・回転!!
あれ、、、もっとわからなくなってきましたかね・・・。
下記、目次に沿って解説を見てください。財務や経営管理の部署で、財務分析をやっている人には、ぜひとも知っていてほしい用語です。
キャッシュ・コンバーション・サイクルとは
企業の資金繰りを見る指標に「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」があります。
それぞれの頭文字を取って「CCC」といいます。
簡単に言うと、「仕入れから販売までに伴う現金回収期間」のことで、自社、あるいは取引先の財務分析を行う際によく出てくる指標です。
簡単な例で説明します。
例えば
あなたが、服を作る会社を設立したとしましょう。服を作るにはまず生地を仕入なければなりません。
仕入の際の決済条件をキャッシュオンデリバリー、つまり仕入と同時に代金を支払うこととします。
あなたはこの生地をもとに30日かけて服を作り、そして服が完成した30日後、取引先に売るとします。売る際の決済条件を30日後現金とします。この時あなたは、生地を仕入代金を支払ってから何日後に現金をてにしましたか?
答えは90日ですね。
キャッシュ・コンバーション・サイクルの計算式
上記で記載したCCCを計算式で表すと
CCC=売上債権回転日数-仕入債務回転日数+在庫回転日数 となります。
あれ?
運転資金の計算式とよく似ていませんか。そうなんです、
CCCは運転資金を回転日数で表現した指標なんです。
運転資金について知りたい人は、運転資金についてを見てみてください。
回転日数の求め方を記載しておきますね。
売上債権回転期間 ・売上債権÷年間売上高×365日
在庫回転期間 ・棚卸資産÷年間売上原価×365日
仕入債務回転期間 ・仕入債務÷年間売上原価×365日
まとめ
資金繰りを良くしたければ、少しでこのCCCを短くすることが重要です。
CCCを短くすることで、金融機関から借入をせずに済み、無駄な金利コストを発生することを避けられます。