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一括採用の弊害
就職活動の中で、うつになる学生が多くいると聞きます。
大学の友人は何社も内定が出てるのに自分は内定がでない。
「内定一個分けてくれ笑」なんて冗談を言いながらも、内心ではしんどい。
そんな状態が続くとだんだんこころもからだも疲れてきてしまうのも無理はないと思います。
就活うつになる原因
見えないプレッシャー
誰かからすごいと思われたいとか、親の期待が高くいい会社に就職しないといけないとかそういった状態の中で、周りと比較して、自分の内定のでるスピードが遅いとあせってしまいます。
人はだれだっていい恰好をしたい生き物ですから。
就活に対する勘違い
頭のいい奴が就活がうまくいくと勘違いしている人がいます。
就活を勝ち負けで考えてしまっているのです。
少しずつ変わっていこうとはしていますが、今の日本の就職活動は終わっています。
同時に就職活動をして短期間で、何社も受けて・・・。
でもそうじゃないんです。自分とあった会社、自分が成長できる会社、自分が楽しいと思える会社をこちらから選ぶことが就職活動なのに。
それに、会社は頭がよくて優秀なやつを採用するわけではありません。
私も面接官をしたことがありますが、優秀かどうかなんてこの短時間で判断のしようがありません。
基本的な対人コミュニケーション能力はみますが、最も重視するのはうちの会社の社風と合いそうかどうか。
決して頭がよくて優秀なやつではないんです。
もしそうだとしたら、面接なんかせずに、筆記試験で点数のいいやつだったり、東大卒のやつ採用すればいいのですから。
面接のストレス
正直、20分・30分の面接で何が俺・私のなにわかるんだと思います。
面接ってかなり心身に負担をかけます。
しかも何社も受けていると、この会社にはこう答えたほうがうけがよさそうだな。
みたに本当の自分を隠して、変えて表現してしまうことがあります。
本当の自分が分からなくなってしまいます。
また、ここ最近はあまり聞かなくなりましたが圧迫面接がある場合もあります。
まじめに考えすぎると心が持ちません。
就活うつになりかけたら(対処法)
自分のことを一番に考えてくれる人に相談する
私も、友人がどんどん内定を取っていくのをみてかなりのあせりそれに加え、せっかく大学まで進学させてくれたのだからどうにかいい会社に入って親を安心させてあげたいという気持ちもありで心がしんどくなったことがありました。
就職活動をしていると自分のことで精一杯で誰かとゆっくり話したり、飲みにいったりする時間が少なくなります。
特に、同じ大学で同じように就職活動をしている友人は、ある意味ライバルみたいになってなかなか相談もできないですよね。
そんな時どうしても我慢できなくなり母に電話してしまいました。
就職活動を始めた時は、あっとおどろく有名な会社に入って親を喜ばしてあげたいと思って頑張っていましたが、なかなか就職活動がうまくいかないことを情けないと思いながらも親に相談しました。
という言葉、電話ごしに泣いてしまいました。
なんとか親の期待にこたえたいという思いが晴れて、プレッシャーから解き放たれました。
本当に自分のことを考えてくれている人のやさしい言葉で私は救われました。
本当に自分のことを考えてくれている人はだれかを考えて見てください。
きっとあなたの心を少しでも軽くしてくれるはずです。
就活に対するマインドを変える
有名な会社に就職することが就活ではありません。
自分とあった会社、自分が成長できる会社、自分が楽しいと思える会社を見つけることが就職活動です。
ただ、正直今の日本の就職活動の仕組みではこれはなかなか難しいことも現実です。
短時間で、一斉に就職活動を開始して、そんな会社見つかるわけないですから。
だからこそ有名な会社をとりあえず受けまくって、受かったら行くというのも正解だとは思います。
でも、忘れてはならないのは、就職活動が終わった後、入社してからが一番大事です。有名な会社に入社したはいいものの、社風が合わず退職した。
同期が優秀で自分は落ちこぼれてしまった。
そうなったらどうですか?
つらくないですか?
だからこそ、無理に背伸びをせずに等身大の自分で就職活動をすることが大切なのです。
面接の自己PRでも受ける会社によって回答を変えていたら、薄い回答になるし、なにより心のバランスがとれなくなります。
もう一度言いますが、等身大の自分をぶつけてみてください。
それでだめなら、そんな会社こっちから願いさげだと。