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辞めたいならやめればいいは間違い?
「今の仕事が向いていない」
「毎日怒られてばかりで会社に行くのがつらい」
「家族との時間を大切にしたい」
さまざまな理由で、仕事をやめたいと思う方は多いと思います。
簡単に仕事がいやならやめればいいという人がいますが、これには反対です。
しっかり準備をするしておかなかればなりません。
会社を辞めた後に向かう方向は大きく2つあります。
・別の会社に転職する
・自分で稼ぐ(起業したり、家業をついだり)
終身雇用という概念自体が少しずつ崩壊していっているなかで、転職するということがひと昔前と比べ、非常に受け入れられやすい環境になってきました。また、インターネットの発達とともに、ネットビジネス等で個人でも収益を上げ、会社等の組織に頼らない働き方も珍しくありません。
転職する・自分で稼ぐどちらの道を選んだとしても、今その会社に属しているあなたが今後の人生で後悔しないためにすべきことを6紹介します。
後悔しないために会社を辞める前にすべき6つのこと
1.今の会社で何か一つでも達成した経験を積む
人間は何か一つでもやり遂げた、成し遂げた経験をすると、自信を持つことができます。
気の難しい取引先の社長に対して、何度も営業をかけ新しい商品の取引を開始させた。社内のシステムでエラーが発生した際、迅速に対応し大事にいたらなかった。など
それは、決して大きなことでなくてもいいんです。例えば、今の会社であなたに与えられている業務で何か改善できそうなことはありませんか?ほんの些細なことでもかまいません。ちょっとしたエクセルの計算式を組むことで、業務時間の削減につなげたとか。
一つの仕事を完成させるには、小さな小さな達成を繰り返し行う必要があります。そしてその小さな達成を繰り返し行うことで、「これなら自分でできる」と自信を持てるようになります。この経験をするかしないかは将来的に非常に大きな差を生んできます。転職活動をする際にも、今まで自分がしてきた業務に対して自信をもって発言することができるようになるのです。
会社という組織に所属していると何かをゼロから生み出すという経験はなかなか積むことはできません。営業部がいて、購買部がいて、経理部がいてと会社は組織で成り立っています。新規で事業を行うにしてお、会社という組織に属し、営業をかけ、経理処理は経理部任せなのですから、ゼロからというわけにはいきません。ただ、会社に属していると、イチをニやサンにしていく経験は非常に多く積むことができます。
2.今いる会社を十分に利用する
会社には、自己啓発の制度があったり、優秀な同僚がいたり、給料をもらいながら成長できる環境がある場所です。それらを利用しない手はありません。
例えば、自己啓発で英語の講座がただで受けられる。せっかくこんな制度があるのに、やっていない人結構いませんか?自分の市場価値を高められる可能性があるのにやらないのは本当にもったいない。
それに、周りの優秀な同僚を捕まえるのも有効な方法です。内心ではどう思ってようが自分の能力や知識を高められる人には、どんどんからんでいくべきです。会社の中の人材なので、授業料を払う必要もありませんから。意外に会社って自分を高められる環境が整っている場所なのです。
3.スキルや資格よりも社内調整を覚えろ
会社に属していると、自分ひとりで完結できる業務なんてないんだと実感させられるはずです。一つのプロジェクトを成功させるためには、プロジェクトの中心になって動く人がいれば、社内の稟議書を書く人、人材を集めてくる人、資金を調達してくる人、経理処理を担当する人さまざまな人の協力が必要です。
当然自分の担当する業務は粛々と行う必要がありますが、なにより大切なのは社内の人間を動かす力です。スキルはその都度勝手についてくるものです。特にプロジェクトの成功には根回しも大切です。目上の人を味方につけ、仕事を回しやすくすることも非常に重要なスキルなのです。
転職にしろ自分で稼ぐにしろ、人を動かす能力は必ず必要です。
4.それでも資格はあった方がいい
少し矛盾するようですが、あなたが経理職につきたいというのであれば、簿記の資格はあった方がいいです。
むしろないといけません。業務を習得するためには、知識と経験の掛け算が必要です。転職し今と別の職種につこうとしているのであれば、まずは知識を身につけましょう。
のちのちの吸収力に差が生まれます。
5.今の職種が楽しくないのであれば、転職は早めに
転職する理由はひとそれぞれあると思いますが、今行っている職種が楽しくないのであれば、早めに転職を検討すべきです。
ただ、上段で記載した通り、今の職種でも何か一つでも達成した経験は積んでおくべきです。
よく3年は同じ会社でがんばれという言葉を耳にします。ある意味正解である意味不正解です。3年以内に自分で成功体験を掴んで、あらたなステージで調整したいという人は、転職しても成功するでしょうか。3年あれば、多かれ少なかれ失敗したり成功したりして自分がこの仕事に向いているかを認識することもできます。
6.自分の市場価値を確認しておこう
毎日忙しく働いている人にとって自分の市場価値を確認する時間ってあんまりないですよね。
ましてや役職者になると自分の業務はもちろん部下の教育・評価等休む間もないという人もいるのではないでしょうか。このようにいまの会社をやめたいと思っていても行動しない人がほとんどなのです。しかし、明日会社が倒産したらどうしますか?自分の市場価値を分かっていないとすぐに職は探せないし、仮に見つかったとしてもより自分を評価してくれる会社には出会えません。
また、自分の市場価値を知ることで、転職をとどまるという可能性もでてきます。
「自分の能力を最大化できる場所が実は、今の場所」だったと会社を辞めるということを辞めることにもつながるかもしれません。