商社では、海外を含め世界各地でビジネスを行う必要があります。そのような環境下でビジネスを行うには基礎的な学力、体力はもちろん、専門知識が必要となってきます。では、どんな知識が必要なのでしょうか。
ここで考えておかなければならないのは、商社、メーカー等どの業界に就職したとしても、自分の希望する部署に配属される可能性は非常に低いということです。例えば、ワインを取り扱う専門商社に内定をもらって、ワインに関する検定を受けても、経理部に配属されるというリスクがあることを忘れてはいけません。
ここでは、そのようなリスクも考慮して、どの部署(営業部、管理部等)に配属されても、必要な知識を習得できる資格・検定を紹介していきます。
TOEIC
冒頭でも記載しましたが、商社に勤めていると海外出張、海外赴任の機会が非常に多くあります。
また、取引先のアテンド、電話対応等で外国語(英語、中国語)を必要とする場面が多々あります。
特に、英語については、商社に勤めるほとんどに人間が、ある程度の能力を求められます。また、英語力が昇進に影響を与えることもあります。特にTOEICの点数は、会社の評価に影響を与えることは言うまでもありません。
TOEICの点数と真の英語力がそのまま結びついているとは、全く思いません。しかし、下記①②の理由からTOEICの学習をすることを強くお勧めします。
①基礎的な英語力を身に着けることができる。
②TOEICの点は、会社の評価に影響する。
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簿記検定
簿記3級、これ営業部だろうが管理部だろうが、商社に勤める人間ならば必ず必要になります。
一般的に内定後に簿記3級の取得を推奨している会社が多いように思います。
また、TOEICについで、会社の昇進に影響を与える資格でもあります。
営業部に配属されると簿記は必要ないように感じるかもしれませんが、全くそんなことありません。
営業部での会議でも、PLを使って会議をすることもありますし、簡単のな仕訳を理解できていないと話になりません。
管理部でも簿記の知識が必要なのは言うまでもないですが、正直簿記3級の知識では足りないと思われます。
最低でも簿記2級の知識が必要になります。
貿易実務検定
商社で行っている業務とは、まさに貿易です。
これらに基礎知識を身に着けることができるのがこの検定です。
LC、インコタームズ等貿易に必要な基礎知識がこの検定に集約されています。まずは、貿易実務検定C級の受験をお勧めします。
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