はじめに
就活生や新入社員にここで一番に言っておきたいのが、「内定取った、やったーこれで勝ち組だ」じゃないんです。その会社に入社した日、もっと言えば、内定を取ったその瞬間から、出世レースは始まっています。
僕は、新入社員時代の一年間は、どんなに忙しくても、終業後一時間は机に向かって勉強していました。当時は、正直めちゃくちゃしんどかったですが、今考えるとその時の努力があったからこそ、今の自分があるのだと実感しています。
今回は、新入社員が今だけは、死ぬ気で勉強するべきだと思う理由を説明していきます。
新入社員が死ぬ気で勉強すべき3つの理由
実務の吸収スピードに差がつく
商社では、簿記の知識、貿易実務の知識を新入社員には勉強さることが多いと思います。
僕は、知識と実務をリンクさせ理解することが学びであり、勉強したことを実務で実際にやってみることつまりは、インプットしたことをアウトプットすることで、人間は本当に理解したと言えると思います。
当然、いきなり実務を経験してもいつかは理解することができると思いますが、勉強をしておくことでそのスピード感に確実に差が生まれます。
例えば、伝票を起票するにも、出金する時は現金が貸方(右)に来るなんてことを少しでも頭に入れておけば、実際に伝票を起票する際に、確実に脳に焼き付き忘れることはなくなるのです。
実務経験がまだないことでも前もって勉強しておくことが重要です。
ポイントとしては、100%理解しなくていい。
ということ、6~7割くらい理解しておけば、ある程度資格試験なら合格できますし、何回か実務経験を積むことで、100%理解できるようになります。
勉強だけで100%理解しようとするのは非常に効率が悪いことだと思います。
出世できるかは一年目で決まる?
大げさでもなんでもなく、出世できないやつっていうのは、入社一年目で決まります。
ここで、出世できるやつと書かなかったのは、出世できるかは配属される部署、上司、その時々の人員等、運の要素が非常に大きいからです。
ただ、出世できないやつはもうこの時点で決まってしまいます。
入社一年目の間は、配属されて部署でいかに評価されるかで、今後のその会社での立ち位置が決まっていきます。
会社員には、転勤や部署異動はつきものですべてをやり直せるように感じるかもしれませんが、仮に転勤や部署異動となったとしても前の部署でのあなたの印象・評価は引き継がれるのです。
従業員が1,000人以下規模の会社であれば、うわさはすぐ回ってしまいます。特にあんまりよくないうわさほど。
だからこそ最初の印象・評価が重要なのです。
後々楽になる
最初にスタートダッシュを決めておくとで、後々本当に楽になります。
一つは、勉強しなくてよくなるということ。
新入社員の時に無理しておくことで、理解のスピード、幅が広がり、実務を通じて勉強することができるようになります。
机に向かって勉強する必要がなくなり、業務をしながら知識をつけることが簡単にできるようになります。
もう一つは、自信がもてるようになり、上司にどう思われても気にしないようになることです。
スタートダッシュを決められれば、会社からは相応の評価をしてもらえるはずです。一回、いい印象を与えられれば、こっちのものです。会社から評価されている人間を上司や同僚は、なかなか非難することはできません(仮に間違っていたとしても)。
まとめ
以上、入社一年目が死ぬ気で勉強するべき3つの理由は説明しました。
いつか勉強しないといけないのであれば、絶対に早い方がいいのは当たり前です。
単純に新しい知識を得てそれを業務で実践するのって非常に楽しいし、やりがいがあります。今後の社会人生活を充実させるためにも、ぜひスタートダッシュを決めてください。